過去
中学の時から20過ぎまで、父親とは不仲で
殆ど、会話もなかった。
小学生の頃は、父親は暴力的で劣悪な素性でした。
なので、中学に上がってから、ますます会話もしなくなってました。
私の妹とは、喋ってましたが私とは、どんどん疎遠になっていきました。
離婚して、家も引越しし母親と妹と
飼った手乗り文鳥と共に
平穏な家庭をしてたある日
何故か父親に場所を知られ、
妹は、玄関の扉を開けてしまいました。
安定剤の薬を求めて来ました。
父親「出せ!はよ!薬」妹に怒鳴る。
妹は、薬のある場所も知らない。
私は、自室の部屋で
黙って大人しくしてました。
その時、大きな音が聞こえました。
手乗り文鳥の籠を蹴飛ばす音です。
文鳥の声が、鳴り響き
直後、走る音がしてきました。
「やめて!!」
妹の声です。
「早く出さんか!」
何度も鳥の籠を蹴る音が聞こえて
きました。
私は、部屋で大人しくしてましたが
鳥の鳴き声と妹の泣き声が
聞こえてきて
もう限界にきて、部屋を飛び出して
台所に行ってみると
妹が必死に鳥かごを守って
何度も蹴られてる姿を見て
頭に血が昇って
初めて父親を数回殴った。
よろついた父親は、私を何回も
殴り始めました。
妹「やめて!お姉ちゃんやめて!」
父親が強いのは分かってました。
妹に、
「逃げ!!」
そう言ってる間に、父親が
刃を向けてきだしたので
これは!まずい!
「早く逃げ!!」と妹に言った。
その時、用事から母親が帰ってきた。
母親「何してるん!」
父親が、刃を置いて
私の首を絞めだした。
意識が、遠のいてくる
妹と母親2人で、必死になって
私の首を絞める父親の腕を引き離そうと
してる。
外へ逃げなさい!!
意識がもうろうとしてる中で
母親の言葉で
外へ逃げた。
それから、数年後
私は、結婚し
赤ちゃんが産まれた。
久々に痩せ細った、白髪混じりの
父親と再会した。
父親は、「あの時は、悪かった」と
言ってきた。
性格も丸くなってました。
私の赤ちゃんを見せようと
思う様になり
見せると
凄く喜んでいました。
大嫌いな父親でしたが
今は、母親が困った時に
助ける様になり、とても優しくなりました。
過去は、過去。
もう今は、何とも思ってません。
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